その他の害獣・害虫駆除について
このページでは、当社で受け付けている害獣(ハクビシン・ネズミ・イタチ・アライグマ・コウモリ)以外の害獣・害虫についての特性や被害、駆除方法をご紹介します。
害獣
タヌキ
タヌキは日本全国に生息する意外と馴染み深い動物です。本来は夜行性で森林地域で生活しているのですが、近年人家周辺までエサを求めて徘徊してゴミあさり、まき散らかすことが問題になっています。タヌキは毎回決まった場所で排泄を繰り返すことから、家に侵入されると床下などに大量の糞尿が溜まっている事があります。 当然、悪臭も耐え難いほどのものです。また、狂犬病や疥癬(かいせん)病などの、さまざまな病原菌を媒介することや、ダニやノミを家屋内に大量発生させる原因にもなります。野生のタヌキが人家の周辺に出没する際には、絶対に触らないようにしましょう。
害虫
トコジラミ
トコジラミは、別名ナンキンムシ(南京虫)と呼ばれる吸血性の害虫です。日本でも戦後には強力な殺虫剤が使用されほとんど見られなくなっていたのですが、外国からの旅行者が持ち込んだり、旅行先で荷物にまぎれたりして最近では日本全国で被害が急増しています。夜行性なので、暗くした部屋や寝ている間に刺されることが多く、刺されると激しい痒みに襲われることになります。昼間は壁や柱などあらゆる隙間に生息しているため、ダニやノミと違い市販されているくん煙剤などの薬剤が効きにくく、最近ではピレスロイド系薬剤に抵抗性のあるトコジラミが増えてきているのと、薬剤処理が広範囲に渡るため、完全駆除が非常に難しい害虫です。当社では、各現場の被害状況や生息範囲、建物の構造など、状況に応じて使用する薬剤や施工期間を判断し、作成した防除プランにてなるべく短期間に低コストで確実な駆除を目指し、トコジラミを根絶していきます。
ダニ
皆さんは「ダニ」と言うと、布団や家の中にいる見えないダニ(チリダニやコナダニ)を想像するかもしれません。一般住宅に良く見られるダニは約15種類位でその中でも吸血性のダニはイエダニ類と呼ばれるタイプです。吸血されると激しい痒みを引き起こし、ヒトによっては発熱も伴います。吸血性のダニは自然発生する事は無く屋根裏のネズミや家の周囲に動物が多い等、根本的な原因解決が必要になります。ダニは喘息やアレルギーの原因にもなるため、ダニ対策は重要になってきます。燻煙等による殺虫が有効ですが、予防としてこまめな室内の掃除や換気も必要で、ダニの発生しにくい環境作りも考えなくてはなりません。
ノミ
「ノミ」には数種類いますが、中でも、現在ご相談いただくノミの大半はネコノミと言う種類です。ネコノミは猫だけでなく、人間や他の動物も吸血する害虫です。刺されると激しい痒みと湿疹が数日間続きます。また、ジャンプ力が強くぴょんぴょん跳ねるため、膝から下の部分に被害が集中することが多いです。ペットに付いたノミが原因、天井裏にネズミが住みついてるなど、ノミの発生には根本的原因の解決が必要になります。室内の掃除はこまめに行う事ももちろんですがノミの発生しにくい環境作りをしましょう。また、ノミが発生した部屋を掃除する場合、掃除機を掛け終えたゴミパックをまめに交換することも大切です。
ゴキブリ
誰もが一度は見たことがあるゴキブリですが、台所流し台の下、または冷蔵庫の裏などの暖かい場所を好んで潜みます。体中に大量のサルモネラ菌、赤痢菌等を付着させているため、飲食店などにとっては大敵といえます。そして、厄介なことにゴキブリは繁殖力が強い為、1匹が産む卵からは通常、数十匹程のゴキブリが生まれてきます。このような繁殖力の強い手ごわいゴキブリ駆除においては、ベイト剤(食毒剤)を使います。ベイト剤にはゴキブリを殺す有効成分が含まれています。クリーム状でゴキブリの通りそうな場所に使用します。また、スプレータイプのものと違い、空気中に飛び散る事もないので、食器類の洗浄や後片付けは不要です。ゴキブリ対策として、常日頃から掃除等をして清潔な住環境を保つことも大事です。
シロアリ
シロアリは木造の家屋などを食い荒らす恐ろしい生き物です。シロアリの被害を受けた家屋は最悪の場合、柱や外壁材の交換、建て替えなどが必要になってしまいます。床がきしんだり、家の中でシロアリや羽アリなどを見つけたら早めに対策をしましょう。シロアリ駆除は「白蟻防除施工士」の有資格者に依頼し、再発防止も含めた施工までをしっかりと行うことが重要です。
カメムシ
刺激を与えるとくさ~い臭いを出す厄介者。越冬するために家屋に寄り付き、秋になると洗濯物や窓サッシなどに入り込みます。大量発生するシーズンが有るので酷い被害になるのもテレビでよくニュースになります。鋭い口器を持っているので、種類によっては、刺したり噛んだりします。うかつにつかむと刺されることもありますので注意が必要です。また、カメムシの分泌する液で皮膚がかぶれる事もあります。あらかじめ壁面などに殺虫剤を処理しておいて、処理面にとまったカメムシを駆除し、屋内へ侵入するのを防止することが重要です。カメムシ駆除は大量発生する前に早めの対策が有効になります。
ムカデ
ムカデは強い毒性を持ち、咬まれれば激痛と腫れを伴います。虫を食べるので餌となるゴキブリや蜘蛛などを捕食するために家屋に浸入し、室内に出てくると靴や寝具の中、家具と壁の隙間等に潜むことが多くありますので非常に危険です。猛毒のムカデ駆除は大変危険ですので、専門業者に依頼しましょう。ムカデ駆除のポイントは、殺虫剤を直接吹き付けるような生息個体に対する薬剤処理のみでなく、環境改善も同時におこなうことが重要になります。状況により、最も効果的な薬剤を組み合わせ、適切に処理することで、被害防止が出来るのです。
スズメバチ
スズメバチは非常に強い毒性を持ち、刺されると激しい痛みを伴います。最悪の場合、死にいたりますのでスズメバチの駆除は自分ではやらずに、絶対に専門業者に依頼しましょう。駆除業者が専用の防護服と薬剤を使い巣の撤去を行います。その際、ハチは刺激され獰猛(どうもう)になりますので、近所の方や通行人に細心の注意を払いながら作業を進めさせていただきます。
その他
近年、外国産の毒ヘビ、サソリ、タランチュラ、カミツキガメなど危険な有害生物が、規制のないまま輸入販売されています。これらが逃げ出したり、心無い飼い主により捨てられ、公園、池、川などで発見されることがよくニュースにもなっています。もし、あなたの家の庭や近所の公園に見知らぬ生物がいたら、危険生物に熟知した害虫駆除業者にご相談ご依頼ください。例え外見は可愛らしいくても、実は恐ろしい凶暴性や猛毒性を持った生き物と言うこともありえますので。